クリスマスにおすすめ☆雰囲気を楽しみたい大人向け絵本10選

こんにちは!はるさくです。

前々回記事、クリスマスにおすすめ☆女の子向け☆かわいいクリスマス絵本10選は⇒こちらをクリック!

前回記事、クリスマスにおすすめ☆男の子向け☆楽しいクリスマス絵本10選は⇒こちらをクリック!

今回で最後になります。
大人の方向けは、厳かだったり、記憶に残るような、クリスマスの雰囲気を味わえる絵本が中心となっています。
※順番はおすすめする順位ではありません。

お好みの絵本が見つかりますように!

Xmas絵本大人向け

1.ちいさなもみのき 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン/絵:バーバラ・クーニー


ちいさなもみのき表紙
ちいさなもみのき
作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:バーバラ・クーニー
訳:上條由美子
出版社: 福音館書店

森の外れにある小さなもみの木は、冬のある日男の人に担がれて、足の悪い小さな男の子のいる部屋に運ばれていきました。
クリスマスには豪華に飾られクリスマスツリーとなり、男の子を楽しませました。
そして春になると、小さなもみの木は森に戻され、冬が来るとまた男の子の部屋に運ばれてくるのでした。
ところがある冬、いつも運んでくれる男の人が来なくなって…。

もみの木の10年弱に渡るお話。小さなもみの木がきれいなクリスマスツリーになったところは、子供も「わぁ」と見入っていましたが、子供にはちょっと長くて退屈だったかなと思いました。でも!私は大好きです。飾っていても絵になるくらい、表紙がすごくセンスがいいし、中のお話も、イラストも好みです。大人の方が、このお話にグッとくるのではないかと思います。
子を想う親心、男の子ともみの木の心通い合う温かさに、クリスマスの喜びを感じました。

赤や緑できれいに描かれたバーバラ・クーニーさんのイラストは、派手さはなくても四季の移り変わりを繊細に表現していてとてもうっとりするものでした。その中でもみの木が力強く描かれていて、とても感動しました。
詳しいあらすじと感想



2.クリスマスのまえのばん 詩:クレメント・ムア/絵:ターシャ・テューダー


クリスマスのまえのばん表紙
クリスマスのまえのばん
詩:クレメント・ムア
絵:ターシャ・テューダー
訳:中村妙子
出版社: 偕成社

『クリスマスのまえのばん』は、作者のところに“詩”とあるようにリズミカルな文章で綴られ、絵がとても幻想的で美しい絵本です。
ここに出てくるサンタクロースはとても小柄なおじいさん。鷲より速く風を切り、激しい嵐に舞い上がる枯れ葉のようにやってきて、愉快に忙しなくプレゼントを靴下に詰め、あっという間に行ってしまいます。

サンタさんの描写がとっても細かくておもしろくて、サンタさんがいたらきっとこんな感じなんだろうなと思えるものでした。その様子はあったかいというより忙しなくて、丸い顔をくしゃくしゃにして笑う小人のようなサンタさん。こっそり見ていた父さんが思わず笑い出してしまうのも無理ないなぁ。ただものじゃない!って感じがおもしろくて、でもたくさんの家を回るのだからそれぐらいじゃないと、と納得でした。

小窓のように枠の中に描かれたイラストで、まるで外から家の中を覗いているような感覚になります。ネズミたちまで寝静まったひっそりと静まり返った家にサンタさんが煙突から落ちてくると、動物たちがわっと駆け寄り秘密の楽しい時間を過ごしています。床下でクリスマスを過ごすネズミたち、楽器を演奏したり踊ったり、プレゼントのびっくり箱に毛を逆立てて驚く犬や猫。細部まで丁寧に描かれていてとても見応えがありました。
詳しいあらすじと感想



3.天使のクリスマス 作・絵:ピーター・コリントン


天使のクリスマス表紙
天使のクリスマス
作・絵:ピーター・コリントン
出版社: ほるぷ出版

※『天使のクリスマス』は、字のない絵本です。
クリスマスイブの夜、少女はサンタクロースに手紙を書いて、靴下のそばに置き、眠っています。
サンタクロースはどうやって家やお部屋を見つけるのでしょうか。もし、煙突がなかったら、どこからサンタクロースは入るのでしょうか。
タイトルをめくると、まず“この本を、煙突のない家に住む子供たちに贈ります”とピーター・コリントンの言葉が添えられ、ベッドの上にいる少女が何やら書き物をしているイラストから始まります。何が書いてあるのかはわかりません。やがて、天使がその手紙を持っていくのです。どこへ?!

誰が見てもわかるような細かい動作が、丁寧でやわらかいイラストで描かれています。天使とサンタがどんな会話をしているのか、想像して読み聞かせるのもいいし、静かに眺めていくのもいいですね。個人的に1人でゆっくり見たい絵本だと思いました。
文字がない分じっくり見て、後から「あぁ!!」となって感動して、どんどんお話に引き込まれていきました。

水彩の絵に色鉛筆の細かい線の入った丁寧なイラストは140枚あるようです。そのコマ割りも大きさもとてもよく工夫されています。オリジナルで読み聞かせても、ひとりで静かに読んでも、クリスマスの奇跡に驚きと感動のある素晴らしい絵本です。
詳しいあらすじと感想



4.しずかな、クリスマスのほん 作:デボラ・アンダーウッド/絵:レナータ・リウスカ


しずかな、クリスマスのほん表紙
しずかな、クリスマスのほん
作:デボラ・アンダーウッド
絵:レナータ・リウスカ
訳:江國香織
出版社: 光村教育図書

クリスマスを「静か」と称した、意外性のある絵本でした。クリスマスは「にぎやか」だと思っていたし、こっそり贈り物を探すときも根底にはワクワクした気持ちがあると思っています。でもそんなドキドキや浮かれた気分の中にも、不意におとずれるしんとした静かさはいつだってあったなぁって改めて思える絵本でした。

それでも、クリスマスを楽しみに待つ気持ちは一緒です。いろんな「静かさ」の例えが1ページに1つずつのせられています。文章とイラストを見ながら、こんなクリスマスもあるんだと驚いたり共感したり笑ったり、心が和む絵本です。そしてイラストがとってもかわいくてやわらかで、ほっこりした気分にさせてくれます。心地良い静かさに包まれながら、こんなクリスマスもいいなって思えますよ。

ちょっと薄暗いようなイラストの中に幸せや驚きや緊張があって、それぞれのものたちがクリスマスを楽しみに待つ気持ちが静かに伝わってきます。浮かれた気分がちょっとだけ落ち着きます。マスコットみたいにかわいい動物たちはたまに寂しそうな表情にも見えて、そのしんとした静けさの中で「今何を考えてるんだろう」と想像も膨らみました。きっとそれぞれのクリスマスがあるんだと思います。みんなが幸せでありますようにと、神聖な気持ちになりました。
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5.きょうというひ 作・絵:荒井良二


きょうというひ表紙
きょうというひ
作・絵:荒井良二
出版社: BL出版

ロウソクに火を灯すとき、すうっと意識が炎に集中するのを感じます。祈りをささげるとき、故人を想うとき、またバースデーケーキのロウソクでさえも、火を灯すと心が落ち着く、不思議ですね。
雪の銀世界を思わせるシルバーの背景に炎がひとつ、揺れるように描かれた表紙は、シンプルながらとても心惹かれます。

言葉少なく、“この小さな炎が灯り続きますように”という願いの込められた「消えないように」のくり返しが、とても心に残ります。
クリスマスの絵本として紹介されていたこの絵本は、クリスマスに関するワードがあるわけでもなく、思っていたものとはちょっと違いました。でも、祈りをささげる、今日という特別な日、しんしんと雪が降り積もる描写から、クリスマスに読みたい本として間違いありません。心が落ち着く絵本です。
願い、感謝、祈りを込めて。今日という日の灯が、消えないように、消えないように…。
詳しいあらすじと感想



6.スプーンおばさんのクリスマス 作:アルフ=ブリョイセン/絵:ビョーン=ベルイ


スプーンおばさんのクリスマス表紙
スプーンおばさんのクリスマス
作:アルフ=ブリョイセン
絵:ビョーン=ベルイ
訳:大塚勇三
出版社: 偕成社

ある朝目覚めると、ティースプーンほどの大きさになってしまっていたおばさん。クリスマスの買い物はどうしよう?
スプーンおばさんがこの日買いたかったのは、麦の束と鳥の家と輪飾りの3つ。どれも日本のクリスマスには馴染みのないもので、脚注で、それがノルウェーのクリスマスの風習なのだと知ることができます。しかしスプーンおばさんのご主人は、全く興味がなさそう…。それでもスプーンおばさんはあの手この手を使って、欲しかったもの全てを手に入れます。

ご主人は、おばさんが小さくなるのをみんなに知られるのが何より怖いとか…。そんなご主人の気持ちを逆手に取って、小さなスプーンおばさんがご主人を動かします。
こういう奇想天外な体験をする主人公って、いつもとても元気で行動力があって、こっちまで元気をもらいます。なんだかんだで夫婦仲良くてほっこりしました。
クリスマスツリーもサンタクロースもないけれど、確かな夫婦愛を見られるのも、クリスマスにぴったりだと思いました。
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7.トスカのクリスマス 作:マシュー・スタージス/絵:アン・モーティマー


トスカのクリスマス表紙
トスカのクリスマス
作:マシュー・スタージス
絵:アン・モーティマー
訳:木原悦子
出版社: 講談社

クリスマスの日、邪魔扱いされたり、かまってもらえず居場所もない、そんな猫ちゃんにスポットを当てた絵本です。
絵に登場するのは、猫のトスカとサンタさんのみで、「だめよ!」と怒っている家族は出てきません。いつもの居場所にいつものように居れなくて、うろうろする猫と、クリスマスの準備中にぐちゃぐちゃにされたくない家族のやり取りが現実的で、わかるなぁーと家族寄りの目線で見ていました。その中でトスカがかわいそうに思いながらも、「楽しくなんかないわよ!」と強気なトスカに笑ったりしました。

絵がとってもリアルで、猫の毛一本一本丁寧に描かれています。そこは作られてなく、本物の猫の表情をしています。だから、嬉しいときも、嬉しそうな顔なんてしません。でも、甘えた表情はすごくわかります。そこが本当にリアルです。プレゼントを貰っても、じっとこっちを見つめる真顔のトスカちゃんですが、ネズミのおもちゃを抱きかかえて寝ている姿に、よかったねーとほっこりした気分になりました。

雪ダルマ、サンタクロース、煙突、暖炉、そして猫のトスカちゃんが、美しい細密画によって描かれています。また、絵も文も、ヒイラギの葉とリボンで囲われていて、これでもかというくらいクリスマス気分に浸ることができます。
トスカの自由な行動や甘えたしぐさが、猫好きにはたまりません。そしてサンタさんが、とっても温かくトスカに接してくれます。
一度でいいからクリスマスプレゼントというものを貰ってみたい…そんなトスカの願いは叶えられるのでしょうか。子供から大人まで楽しめる、心温まるクリスマスの絵本です。
詳しいあらすじと感想



8.ナイトメアー・ビフォア・クリスマス 作・絵:ティム・バートン


ナイトメアー・ビフォア・クリスマス表紙
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
作・絵:ティム・バートン
訳:加島葵
出版社: リブロポート

クリスマスタウンに憧れる、ハロウィーンランドのジャック・スケリントン。いつも暗い墓場で暮らしていたジャックは、偶然訪れたクリスマスタウンの煌びやかさに驚きます。そして、なぜサンタだけが毎年毎年いい役をやれるのか、不公平すぎると腹を立てます。
そこで考えついたのは、自分がサンタになって、みんなに喜びを配ればいいということ。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、直訳すると、クリスマス前の悪夢…。

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は映画にもなっていて、ミュージカル風の人形アニメで怖さはあまりなく、子供でも楽しめます。
絵本には、映画の方でお馴染みの「サリー」が出てこないので、内容もちょっと違いました。全体的に影っぽい絵、華奢な絵が絵本の方が不気味な雰囲気が際立っているように思います。サンタクロースでさえ怖いですから。

この絵本は、「お菓子くれないと、いたずらするぞ!」というハロウィンの決まり文句と、「暗い夜道は、ピカピカのおまえの鼻が役に立つのさ」というクリスマスソングの一部も出てくるので、ハロウィンのときはハロウィン気分で、クリスマスのときはクリスマス気分で読めますね。
詳しいあらすじと感想



9.ゆうぐれ 作・絵:ユリ・シュルヴィッツ


ゆうぐれ表紙
ゆうぐれ
作・絵:ユリ・シュルヴィッツ
訳:さくまゆみこ
出版社: あすなろ書房

子供が小さいと、この時間にお散歩することは少ないかもしれません。「ゆうぐれ」という一日のうちでわずかしかないこの時間は、だんだんと日が沈んで、暗く寂しい風景と、その後に人工的な光で作られる別世界を味わえる、二度楽しめる時間です。

外国の街並みがかっこよく、その情緒ある風景がだんだん暗くなり、ひとつひとつの明かりが灯って、街が華やかになる様子がきれいでした。
オレンジの光がとても温かい感じがします。そして、クリスマスのイルミネーションの中を歩くワクワク感を味わうことができます。

途中で出会う急ぐ人たち、その中には惑星ザダプラトから来たという不思議な人も…。たくさんの人たちが用事をしたり、家に帰ったりする時間帯の夕暮れ時は、いつもと違った人に出会えるかもしれません。
外国ならではの情緒あふれる街並みや、迫力のあるディスプレイはうっとりするほど綺麗です。街灯が灯るだけの寂しい道と、大きな通りに出れば、そこはクリスマス一色のキラキラした世界。その違いも楽しめます。
クリスマスのわくわくした気分をより高めてくれる絵本です。
詳しいあらすじと感想



10.さむがりやのサンタ 作・絵:レイモンド・ブリッグズ


さむがりやのサンタ表紙
さむがりやのサンタ
作・絵:レイモンド・ブリッグズ 
訳:すがはらひろくに 
出版社: 福音館書店

みなさんは知っていますか?サンタさんにも普通の生活があるということを。
そしてサンタさんとは、世界中の人たちに喜んでプレゼントを配っている、いつもニコニコしたおじさん…ではなさそうです。
私たちの想像するサンタさんとはちょっと違う。でも人間味にあふれ、きっちりと生活をしている。そんなサンタさんのクリスマスの一日を垣間見ることができるのがこの『さむがりやのサンタ』です。

漫画風に描かれてあり、たくさんのコマ割りによってその愛らしさと優しさを見せてくれます。
口は悪いですが、自分のことよりトナカイや犬や猫の食事を優先したり、留守の間不自由にならぬように気を回したりと、実はとっても優しいおじさんであるということが伝わってきます。

このおじさんは独り身のようですが、きちんと生活をしているところもポイント高い。ペットをこよなく愛しているところもいい。
男性の1人クリスマスって、インスタントで済ませたりしそうですが、料理も丁寧でテーブルセットもきちんと。ココアのミルクも鍋に入れ火にかけて沸かすところに生活の豊かさを感じます。
ふくよかな体型と酒好きというキャラ設定により愛着がわき、クリスマスに近づくと読み返したくなってしまう。文句なしの名作絵本です!
詳しいあらすじと感想



以上、はるさくが個人的に選んだ大人の方におすすめのクリスマス絵本10選でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!!参考になれば嬉しいです(*^^*)

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絵本@はるさく
Posted by絵本@はるさく

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