はるさく絵本~毎日すくすく成長中~

TOP > 友達・家族・つながり > title - 秘密基地でおままごと〖絵本〗のはらのおへや

秘密基地でおままごと〖絵本〗のはらのおへや



のはらのおへや表紙
のはらのおへや
作・絵:みやこしあきこ
出版社: ポプラ社


のはらのおへや1

『のはらのおへや』あらすじ


新しい家に引っ越してきたさっこちゃん。
お母さんが、「後でお隣にごあいさつに行こうね」と言いました。
お隣には、さっこちゃんと同い年の女の子がいるのです。

お父さんとお母さんは片付けで大忙しなので、さっこちゃんは家の周りだけという条件で、ひとりで外で遊ぶことにしました。
さっこちゃんはお隣の家の前で、思い切って「こんにちはー」と挨拶をしました。
でも誰もいないみたいです。
お隣の子がどんな子なのか、仲良くなれるか、さっこちゃんは気になっていました。

さっこちゃんがお隣との家の間にある野原を通って家に帰ろうとすると、野原にタンポポがたくさん咲いているのを見つけました。
夢中で花を摘んでいると、後ろを通りすぎた猫がいます。
さっこちゃんは猫の後をついていきました。
猫がもぐった茂みの先に、小さなお部屋のような空間がありました。
木の根元に、小さなおままごとセットが入ったカゴが置いてあります。
さっこちゃんは摘んでいたタンポポの花をカゴの上に飾りました。
「このカゴ、お隣の子が置いたのかな?」
そう思ったさっこちゃんはもう一度、お隣の家の前で「こんにちは」と声をかけました。
でもやっぱり誰もいません。
もう一度さっきのお部屋に行ってみようと野原を歩いていると、今度は白いクローバーの花がたくさん咲いているのを見つけました。
お隣の子が喜んでくれるように、さっこちゃんはクローバーの花をたくさん摘んで、野原のお部屋にあるカゴの上に飾りました。

お父さんとお母さんの呼ぶ声がします。
引っ越しの片付けが終わって、おやつの時間です。
さっこちゃんはおやつの間も、隣の子が気になってずっと窓からお隣を眺めていました。
さっこちゃんは自分の部屋で段ボールの中のおもちゃを出していると、おもちゃをいくつかあのお部屋へ持っていこうと思いつきました。
おもちゃを小さなカゴに詰めて家をとび出し、野原を走って、茂みをくぐると…。

おままごとセットが全部、きれいに並べられていたのです。
さっこちゃんがびっくりしていると、「さっこちゃんでしょ!」という声がして、顔を上げると女の子が立っていました。
「私、ようこ。お隣に住んでいるの。お花をありがとう!」
ようこちゃんはそう言うと、タンポポとクローバーで編んだ花飾りをさっこちゃんの頭に乗せました。
さっこちゃんは一目でようこちゃんが大好きになりました。
それから2人はお母さんが迎えに来るまで、野原のお部屋でおままごとをして遊びました。
2人は明日も遊ぶ約束をして、それぞれのお家に帰っていきました。

のはらのおへや2

『のはらのおへや』感想


終始ほのぼの。引っ越していきなり気の合うお友達ができるっていいなぁ。かしこまった挨拶なく、すぐに打ち解けられるのは子供のなせる業ですよね。きっとお隣に住む女の子も、隣に同い年の女の子が引っ越してくると知ってワクワクしてたんだろうなぁ。
お留守が続き、いない間にお茶会のセットが並べてあるなんて、ようこちゃん一体どこにいたんでしょう?!見事なすれ違い!でも気持ちが募った上での最高の出会いでしたね。
猫をつけていくところ、茂みをくぐったらビックリみたいな展開は、となりのトトロを思い出しました。おままごとのお茶のセットは不思議の国のアリスを思い出すし、女の子が好きそうな絵本です。

のはらのおへや3

どんな子かな?仲良くなれるかな?


新しい家に引っ越してきたさっこちゃん。早くお隣さんに会いたいのに、ずっとお留守です。
待ってる間、猫に導かれて辿り着いた先は、野原のお部屋。素敵なお部屋の入り口に見つけたのはかわいいお茶のセット。お隣の女の子に会いたい気持ちが募ります。
タンポポとクローバーでメッセージ、するとお隣の女の子からもお返しの気持ちを返してくれる、そんな女の子同士のかわいいやり取りに目尻が下がります。さっこちゃんのドキドキも伝わってきます。
何度も行き来している間に目に入る、この自然に囲まれた環境がとっても素敵です。黒、赤、黄、緑という限られた色しか使われていませんが、ものすごく惹かれるものがあります。どうやって配色を決めているのか気になります。同じ葉っぱでも黒が使われたり白が使われたり、その奥にいるさっこちゃんやようこちゃんに光が当てられていて、その独特の雰囲気が優しい。絵からは、静かだったり寂しげなイメージを醸し出しているけれど、最後のようこちゃんの登場でほっと安心できるハッピーエンドに終わり、そのギャップがまたいいんですよ。こんなシチュエーションでお友達ができるさっこちゃんが羨ましいです。
ちなみにお隣のようこちゃんが登場するのは32ページ中28ページ目。長い長いさっこちゃんのドキドキにスポットが当てられた絵本です。

ページ数:32ページ
読み聞かせ時間:5分半



ランキングに参加しています。ポチッと押してもらえるとうれしいです。
いつもありがとうございます!

にほんブログ村





関連する絵本

もりのおくのおちゃかいへ表紙
もりのおくのおちゃかいへ
作・絵:みやこしあきこ 
出版社: 偕成社

おつかいに行くキッコちゃんが見つけた不思議な館。
そっと覗いてみると、おめかしした動物たちが素敵なお茶会を開いていました。
詳しいあらすじと感想


たいふうがくる表紙
たいふうがくる
作・絵:みやこしあきこ
出版社: BL出版

金曜日、ぼくは悲しい。明日は家族そろって海へ行くのに、台風が近づいているから。
空はどんどん暗くなり、雨も強くなってきて…。
詳しいあらすじと感想









関連記事

コメント


管理者にだけ表示を許可する