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どう見るかは自分しだい〖絵本〗ぼくのおおきさ



ぼくのおおきさ表紙
ぼくのおおきさ
作・絵:殿内真帆
監修:高柳雄一
出版社: フレーベル館


ぼくのおおきさ1

『ぼくのおおきさ』あらすじ


ぼくを見て、大人はいつもこう言う。
「大きくなったねぇ、トッチ」
そんなときいつだってこう思ってる。
ぼくは、ぼくの大きさだよ。

ばあばの家のたけのこが、朝見たときはぼくのひざくらいの大きさだったのに、夕方にはぼくと同じ大きさになることをぼくは知ってる。
でも、ぼくはたけのこじゃない!

大きいって、小さいって、何?

ぼくはばあばに聞くことにした。
ばあばが言うには、大きい小さいは面白くて、ときどきややこしい。
ぼくはネズミに比べたら大きいけど、クジラに比べたら小さいから、ぼくが大きいか小さいかを言うのは簡単じゃない。
となりに誰がくるかでぼくの大きさが変わるなんて、変なの。

クモはオスよりメスの方が大きいけど、アザラシはメスよりオスの方が大きい。
ぼくは大きい方がかっこいいと思う!
でも、小さいといいこともある。
ばあばと一緒に雪でかまくらを作ったとき、ぼくは入れたけどばあばは入れなかったもんね。

庭に出て、ばあばの言うように指で丸を作って、アリンコが運ぶ蝶々の羽と海に浮かぶヨットを丸の中から覗いてみた。
すると、あれ?
蝶々とヨットが同じ大きさに見えるよ!
本当はヨットの方がずっと大きいけど、遠くにあるものは小さく見えるんだ。

庭に咲く花を見てみると、大きい花も小さい花もどっちもきれい。
大きな木に小さい葉っぱが付いていたり、小さな草に大きな葉っぱが付いてたりする。
動物も同じ、クマは大きな体に小さなしっぽ、リスは小さな体に大きなしっぽが付いているよね、しっぽを変えっこできたらいいのに。
でもぼくは、帽子も傘もケーキも、何だって好きな大きさを選べるんだ。
今までの話に出てきた動物全てが、たくさんある星の中でここ、地球に生まれてきたの。
大きくても小さくても、みんなが同じ世界にいるって思ったら、何だか急に仲間みたいに思えてきた。

さあ、おやつにしよう!
ばあばが持ってきたバナナの房の中から、ぼくは一番大きいのを選んだ。
でも、バナナのような形は内側にある方が大きく見えるけど、実は同じ大きさなんだって。
目に見えてる大きさが本当の大きさとは限らないんだね。

ぼくの体がすごーく大きくなったら、ぼくは海にバシャバシャ入って、クジラを両手ですくってみたい!
ばあばはもっともっと大きくなって、マシュマロを太陽であぶって食べたいって、ばあばはやっぱりすごい。
ぼくの体がすごーく小さくなったら、たんぽぽの綿毛につかまって空を飛びたい!
ばあばはもっともっと小さくなって、そのぼくのポケットに入って一緒に空を飛びたいって、ばあばはときどきずるい。

バナナが小さくなっちゃった、あとひと口で終わっちゃう。
小さくなるって寂しいよね、雪だるまがとけて小さくなったときも寂しかった。
小さくなると寂しいけど、大きくなると何だか嬉しい…。
だからみんなぼくを見て、「大きくなったね」って言うのかもしれないね。

大きいって、小さいって、おもしろい。
それからときどきややこしい。
どう見るかはぼくしだい。
だからやっぱりこう思うんだ、ぼくはぼくの大きさだよ。

ぼくのおおきさ2

『ぼくのおおきさ』感想


大きくなったね、と言われて疑問に感じるトッチ。子供ってそんなこと思ったりするのか!見る人によって大きかったり小さかったり、子供は混乱してしまうかも。
この絵本は様々な例をあげて「大きさ」を説明してくれているのだけれど、読み聞かせ時間が9分と長く、小さい子だと大きさを理解してくれるより先に飽きがきてしまうかもと思いました。よって、少し大きい子向けかなぁ。
しかしながら、ばあばの説明はとってもわかりやすいです。“今日はここまで”と決めて読んだりくり返し読むことによって、いろんな角度から物事を考えられる子に育ちそうで、とても深い内容の絵本だと思いました。

ぼくのおおきさ3

様々なパターンを取り上げる


「大きさ」って何でしょう?大きいって何?小さいって何?
一見単純そうな質問に思えるかもしれないけれど、いざ説明しようとなると難しい質問だとわかります。
それは見る人によって、角度によって、条件によって、変化するもの。
トッチとばあばの会話により、身近なものを例にあげて「大きさ」を考えていく科学絵本。ボリューム大です。
赤・緑・黄・茶の4色刷りで、絵はコミカルで明るく楽しい。文章も易しいですが、ちょっとややこしいかなと思う部分をイラストで見事にカバーしてくれています。
“どう見るかはぼくしだい”。科学のおもしろさに触れる、「はじめてのかがくえほん」シリーズ第3弾です。

ページ数:32ページ
読み聞かせ時間:9分

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