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猫の本能とプライドをユーモアたっぷりに描く〖絵本〗てっぺんねこ



てっぺんねこ表紙
てっぺんねこ
作・絵:ロジャー・メイダー
訳:灰島かり
出版社: ほるぷ出版


てっぺんねこ1

『てっぺんねこ』あらすじ


ぼくね、誕生日の贈り物としてこの家にやってきたんだ。
「一番嬉しいプレゼントよ」って言われた。

まずは新しい家を部屋の隅々まで見て回った。
うん、わるくない。
中でも気に入ったのは、バルコニーという場所。
ここからなら、屋根に上れる!

屋根から屋根へ、あっちもこっちも探検して、ぼくの縄張りにした。
毎日せっせと上って向かうのは、お気に入りの場所。
そこは遮るものが何もない、ぼくの特等席。
ここは世界のてっぺん!

あるときのんびりしていたら、ぼくの縄張りにハトが来て、クークー鳴いた。
そのとき、ぼくの中に眠ってた何かが目覚めたのだ。
そうっと近づいて、飛びかかったぼくは……ハトのようには飛べなかった。

バルコニーからあれよあれよと落ちていくぼくを、部屋の中から驚いた顔で見る人間、犬…。
おおっと ドサリ!
テント屋根を突き破って、偶然おじさんの腕に抱きとめられたぼくは、骨は何ともなかったけど、プライドはずたずた。
もうバルコニーも屋根もこりごり、誰の顔も見たくない。

だけどバルコニーにやってきたカラスを見て、またぼくの中の何かが目を覚ます。
カラスを追いかけて、狙って 狙って ジャンプ!
カラスよ 逃げるな、待てってば!
いくぞ、エイッ!
そしてやってきたのは……
やあ、また世界のてっぺんだ!

てっぺんねこ2

『てっぺんねこ』感想


猫好きさんにおすすめしたい、猫の魅力たっぷりの絵本がまた見つかりました!猫の表情がコロコロ変わるんです。
ちょっととぼけた表情から始まり、初めは淡々と家の中を物色し気になるものを見つけ、どんどん上へ。そしてエッフェル塔が見えるてっぺんからの絶景を背中で語る猫、かっこいい!
ところが一羽の侵入者を捕らえることを失敗した猫、その無様な姿は必見です。猫ってこんな表情をするのかな?最高のイラストです。でもでもやっぱり空中でも着地までに体勢を変えるところはさすが猫。
また文章もこの猫ちゃんによるもので、言葉少なく淡々とした感じがイラストとすごく合っていました。

てっぺんねこ3

猫好きさん必見!


絵がとっても精密です。毛も一本一本見えるような、絵の猫をなでてしまいそうになるようなリアルさです。それでいて所々特に表情が誇張されていて、リアルさの中に面白さがあります。
この猫がたどり着いた“世界のてっぺん”とは、周りのどの建物よりも一番高い、それも煙突の上。そこから見える景色は、澄んだ空にエッフェル塔がはっきりと見え、その周りは屋根ばかり。まさにてっぺんでした。
そんな絶景を独り占めして誇らしげな猫。ところがハトを追いかけ8階バルコニーから落ちてしまうという…。窓からは落ちていく猫を見て、住人たちは何かしながらも顔だけは驚いている様子をスローモーションで。そんなところにも笑えます。
プライドはずたずたになった猫でしたが、やはり本能には逆らえませんね。何だかんだでまた“世界のてっぺん”です。そこには先ほどとは変わって綺麗な夕焼けと素晴らしいエッフェル塔。そして追っていたカラスとその絶景を眺めるのです。
文章は少ないですが、コマ割りの絵が多く、とっても楽しめる絵本です。

ページ数:34ページ
読み聞かせ時間:3分

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