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盗って盗られて貸しちゃって…〖絵本〗ムッシュ・ムニエルとおつきさま



ムッシュ・ムニエルとおつきさま表紙
ムッシュ・ムニエルとおつきさま
作・絵:佐々木マキ
出版社: 絵本館


ムッシュ・ムニエルとおつきさま1

『ムッシュ・ムニエルとおつきさま』あらすじ


魔術師のムッシュ・ムニエルが街角にやってきました。
女の人が悲しい歌を歌っています。
それを見たムニエルはふと魔法を使ってみたくなりました。

まずは空き瓶に歌声を吸い込むと、誰もいない屋上へとやってきました。
「ハバナ・ムーン バナナ・ルーン アスカ・ブーン」
呪文を唱え火をつけると、シュルシュルシュル……パッと花火が開いて、それから月が落ちてきました。
ムニエルは月をカバンにしまい込み、去ろうとすると…
じいさん泥棒にカバンをひったくられ、さらに見失ってしまいました。

やっとのことで泥棒を捕まえたムニエルですが、カバンの中身は月ではありません。
ホッホッホッ…と笑うじいさん泥棒。
そのとき通りの向こうに泥棒そっくりのじいさんが走っていくのが見えました。
ムニエルが追いかけると、月の入ったカバンを抱えたじいさんは古ぼけた家に逃げ込みました。

そこは、双子の博士の研究室でした。
「ようこそ。私はニッチモ博士。そちらはサッチモ博士です。」
どういうことだとムニエルが問い詰めると、2人は事情を説明しました。
双子の博士は長年月を研究していて、ムニエルが盗った月をしばらく貸してほしいというのです。
「ちょっとだけなら…」というムニエルの言葉に、2人はさっそく月を調べ始めました。

ところが2人は研究に夢中で、いつまでたっても月を返してくれません。
「そろそろ返して…」というムニエルに、「うるさいなぁ」という始末。
「魔法で代わりの月を出しとけばいいじゃないか」と言われ、仕方がないのでムニエルが魔法の呪文を唱えると、月がいっぱい出てしまいました。
これには街の人たちも驚いて、空を見上げて騒いでいます。
「失敗だ」というムニエル。
「面白いじゃないの」という博士。

しびれを切らしたムニエルは、本物の月を空に返すことにしました。
博士が見守る中、ムニエルの魔法が始まります。
まず空き瓶にムニエルの歌声を詰めます。
それはそれは酷い歌声でした…。
そして無理やり月を押し込もうとしたとき、ジジジ……と音を立てて月が白く光り出したと思うと……ドカン!
シュルシュルシュル……パッ!
花火が上がり、本物の月が空に戻って、偽物の月がパラパラと落ちてきました。
「面白かったな」と喜ぶ博士のもとを後にして、ムニエルはうつむき加減に街を出ていきました。

でも、ムッシュ・ムニエルは素敵な魔術師。
「それじゃ、また会おう。グッドバイ!」

ムッシュ・ムニエルとおつきさま2

『ムッシュ・ムニエルとおつきさま』感想


ムッシュ・ムニエルさん、魔術の他に歌も練習した方がいいですね!ムニエルの苦手なものってたくさんあるようで、そこがかわいいんです。もしムニエルが容姿も魔術も完璧なら、こんなに気になる存在ではないです。ムッシュ・ムニエルを憎めないキャラクターにした佐々木マキさんさすがだなぁと思います。
前作でサーカスを追い出されたムニエルが飛んでいった先が月だったので、てっきり繋がりがあるのかと思ったらそうではなかったですね。双子の博士のところは『タンタンの冒険』っぽいなぁと思いました。タンタンにもデュポンさんとデュボンさんという刑事2人組がお話をややこしくするので。こちらはニッチモさんとサッチモさん。研究室の壁のメモとかよーく見てみると、何を研究しているのか意味不明で(笑)。もし続編があるならまた出してほしいくらいナイスなキャラクターでした。

ムッシュ・ムニエルとおつきさま3

にっちもさっちも…


ムッシュ・ムニエル第3弾。今回は悲しい歌を歌う女の人を見て、ふと魔法を使うことを思いついたムニエル。
怪しい呪文をかけ、月を盗むことに成功しました!
ところが今度はその月が盗まれてしまったからさあ大変。今回もトラブルの予感です!
登場したのは双子のニッチモ博士とサッチモ博士。ちなみににっちもさっちもとは、(否定表現と呼応して)どう工夫しても行き詰って上手くいかないという意味。まさにこの物語の行く末のよう…。この博士たちがなかなか月を返してくれません。それどころか「代わりの月を出しとけば?」なんて言うもんだから、人の良いムニエルはその通りにしようとするのですが失敗。
本物の月を戻そうとするも、酷い歌声のせいで失敗…?いえ、成功です!酷い歌声はこの魔術の役に立ったようでした。
それにしても、ムニエルのこの歌声がとっても臭そうに描かれていて笑いました。
ムッシュ・ムニエルシリーズ、面白いので是非読んでみてください!

ページ数:32ページ
読み聞かせ時間:4分


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