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子どもは風の子元気な子〖絵本〗そりあそび



そりあそび表紙
そりあそび
作・絵:さとうわきこ
出版社: 福音館書店


そりあそび1

『そりあそび』あらすじ


外は冷たい雪が降っています。
「今日みたいな日は、ストーブにあたって編み物したり昼寝したりするのが一番さ」と、ばばばあちゃん。
そこへ雪だらけのこいぬとこねこが、「ストーブにあたらせて」と駆けこんできました。
さらにきつねとねずみとたぬきとくまとりすとうさぎも、ストーブ目がけて駆けこんできます。
それを見て、ばばばあちゃんは「いい若いもんがだらしないねぇ。よし!今から寒い冬の特別なあったまり方を教えてやるよ」と言いました。

ばばばあちゃんはベッドをトランポリンのようにして跳ねると、みんなもピョンピョン跳ねました。
すると突然、メリメリッ、パキーンという音がして、みんなひっくり返ってしまいました。
ベッドの脚が折れてしまったのです。
けれどもばばばあちゃんは「がっかりするのはまだ早い」と言ってしばらく考えると、名案が浮かびました。

ばばばあちゃんはのこぎりでベッドの脚を4本とも切ってしまうと、短くなった脚にスキーの板をくっつけました。
「どうだね、ベッドのそりのでき上がりだよ」
ベッドはなくなってしまったけれど、ばばばあちゃんにはとっておきの寝場所があるから平気だと言います。

みんなでベッドのそりに乗ると、そりはぐんぐんぐんぐん走り出して、風を切って滑り降りていきました。
「ひゃあー!」
みんなは飛ばされないようにしっかりそりにつかまりました。
「耳がちぎれそうだ」
「鼻が冷たいよう」
あっという間に坂道を下りると、そりは止まってしまいました。
「これ、どうやって持って帰るの?」とみんなが聞くと、ばばばあちゃんは言いました。
「あったり前じゃないか。みんなで引っぱり上げるんだよ」

さあ、帰りの道は大変です。
みんなだんだん暑くなって、背中やお腹にも汗をかいてしまいました。
やっとこ家に着いたときには、みんなの体から湯気が出ていたほどです。
「わあーい、暑くてたまらないよ」
みんなは服を放り出して、雪の中にひっくり返りました。
するとばばばあちゃんは言いました。
「これが本当の冬のあったまり方さ、みんな充分涼んでおいで。私はこれからとっておきの場所でお昼寝だよ」

みんなはばばばあちゃんのとっておきの寝場所が気になって仕方ありません。
そこで窓から覗いてみると……びっくり!
ばばばあちゃんは押し入れの中で、ふかふか布団を積み上げた上で眠っていたのです。

そりあそび2

『そりあそび』感想


さすがばばばあちゃん、ベッドの脚が折れるって結構な大事件ですが、そりに改造して外に放り出すとは太っ腹です。さらにベッドトランポリン推奨という…「こらこら!ベッドの上で飛び跳ねるな!」と言ってしまっている私は反省です。
ばばばあちゃんの家のストーブもやかんも、懐かしい昭和を思い出させます。今の子はこれを見て一発でストーブってわからないので、「これ何?」って感じで見ていました。
ばばばあちゃんがあんなに山のてっぺんに住んでいたとは。スピードにのったそりがあんなに綺麗にクネクネ降りてこられないんじゃない?って思ったけれど、そこはまぁ気にせずに…。でも気持ちいいだろうなぁって、羨ましかったです。

そりあそび3

さむ~い冬のあったまり方


春・夏・秋・冬、いつだって元気いっぱい楽しい遊びを教えてくれるばばばあちゃん。今回は雪の降る寒い冬のお話です。
ストーブに当たってばかりいる動物たちに、「若いもんがだらしない!」と言い放ち、寒いときは動くのが一番だと自らベッドでピョンピョン!ベッドが壊れようが何のその、ばばばあちゃんの知恵でベッドが大型そりに早変わり!ばばばあちゃんの元気と行動力には脱帽です。
体がポカポカに温まれば、冷たい雪にダイブして「わあーい」と笑顔のみんなに雪が大好きな子供たちもニコニコ。
そしてばばばあちゃんはどこへ行ったのかと思ったら、子供たちをあっ!と言わせる押し入れのベッドで寝ているなんて。“これがダメならこれがある”と機転の利くばばばあちゃんが羨ましくもあり、少々のことではへこたれないばばばあちゃんシリーズは何度も読んであげたくなります。

ページ数:32ページ
読み聞かせ時間:5分

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