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温もりをみんなで分け合おう〖絵本〗てぶくろ



てぶくろ(いもとようこ)表紙
てぶくろ
作・絵:いもとようこ
出版社: 講談社


てぶくろ(いもとようこ)1

『てぶくろ』あらすじ


寒い冬の日、みみたんとお姉ちゃんが学校から帰ってきます。
手袋がないみみたんは、たまらずお姉ちゃんに言いました。
「手が冷たいよー。お姉ちゃん、手袋かして!」

お姉ちゃんが片方の手袋をみみたんに渡すと、みみたんの片手はとてもあったかくなりました。
「ねーお姉ちゃん、もう片方もかしてー!」

するとお姉ちゃんは黙ってみみたんの手をにぎりました。
お姉ちゃんからにぎられた手は、手袋よりもあったかかったのです。
みみたんもお姉ちゃんの手をぎゅっとにぎり返すと、もっとあったかくなりました。
「お姉ちゃんと手をつなげば、手袋はひとつでいいんだね!」

2人で歩いていると、向こうからおばあちゃんがお迎えに来ました。
みみたんとお姉ちゃんは、手袋をしていないおばあちゃんをはさんで手をつなぎました。

すると、みみたんは不思議なことに気付きました。
3人で手をつないでも、手袋はひとつでいいのです。

みみたんはお姉ちゃんに言いました。
「お姉ちゃん、きつねさんとたぬきさんとねこさんと手をつないでも、手袋はひとつ?」
「そうよ!」
「じゃ、もっといっぱい手をつないでも、やっぱり手袋はひとつでいいんだね!」
「そうよ!」

お姉ちゃんは言いました。
「世界中のみんなが手をつなげば、手袋はいらないのよ!」
どんなに大勢でも、みんなが輪になって手をつなげば、手袋はひとつもいらないのです。
そんなお姉ちゃんとみみたんの話を聞きながら、おばあちゃんの心はぽっかぽかでした。

てぶくろ(いもとようこ)2

『てぶくろ』感想


自分の手で誰かを温めることができるんだと、ほっと温かい気持ちになれる絵本です。
主人公はうさぎの姉妹。手袋貸してと言われて貸してあげるお姉ちゃん、妹の手をぎゅっとにぎってくれるお姉ちゃんが優しくて、こんなふうに小さい姉妹や兄弟が手をつないでいるのを見ると顔も心もほっこりと癒されてしまいますね。そうして読み進めていくとコウモリさんが出てきて、しまいにはお魚さんやヘビさんなどがどうにかこうにかして手をつないでいる大きな輪。その中には人間もいるのです。
お話自体はとっても短いですが、とっても深いなと思いました。特に最後のページは何となく読み終えないでじっくりと見てほしいページです。大きな輪のつながりは不思議でもあるけれど、こんな大きな心を持ちたいなと思えるものでした。

てぶくろ(いもとようこ)3

世界中ぽっかぽか


人の手の体温は手袋よりもあったかいという発見の他、何人かで手をつないでも手袋はひとつでよい、それに世界中の人が手をつなげばそもそも手袋なんていらないんだという大発見。幼い姉妹、おばあちゃん、お友達、そして知り合いを越えた他人でも、みんなでぽっかぽかになれるなんてとても素敵ですね。
この『てぶくろ』は朝日新聞の投稿欄「ひととき」『手袋よりあったかいね』をもとに、脚色を加えて絵本化したものだそうです。
いもとようこさんの描く動物がほっこりかわいく、文字は全部ひらがなでひとり読みにも適しています。
手をつなぐあったかさや誰かを温めたいと思う優しい気持ちがぎゅっと詰まった素敵な絵本です。

ページ数:24ページ
読み聞かせ時間:2分

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