想像してみよう!穴の中の可能性〖絵本〗あなのなかには・・・



あなのなかには・・・表紙
あなのなかには・・・
作・絵:レベッカ・コッブ
訳:長友恵子
出版社: フレーベル館


あなのなかには・・・1

『あなのなかには・・・』あらすじ


ぼくが犬と遊んでいるとき、庭の桜の木のそばに、小さな穴を見つけました。
遊んでいたボールが、穴に入っていってしまったのです。
ぼくは穴の中をのぞき込んでみたけれど、何にも見えません。

誰なのかわからないけれど・・・きっと誰かいるよね?
ぼくは座り込んで、ずーっと穴を見ていました。

穴の中のボールを取ろうとしてみても、ぼくの手もママの手も届きません。
パパは何もせず見ているだけでした。

ママは、穴の中はネズミの家につながっているかもと言いました。
パパは、穴の中にはカエルがいっぱいいるからそのままにしておこうと言いました。
お姉ちゃんは、怪物のトロールが住んでるかもしれないと言いました。
穴に食べ物を持っていかないと、腹ぺこトロールに食べられるんだって!

友達に見せたら、リスやヘビやハリネズミかもって、みんな違うことを言うのです。

でも、ぼくの一番の友達は、絶対にドラゴンだよって言います。
なんでも、その子のお家でドラゴンを飼ってるからわかるらしいのです。

おばあちゃんとおじいちゃんは、ドラゴンの話を全然信じてくれません。
おばあちゃんはモグラかも、おじいちゃんはアナグマだろうと言いました。

いつも穴を見張ってる犬なら、誰が住んでるのか、実は知ってたりして。

ばくは、穴の中にいる誰かに感謝しています。
うちの庭を選んでくれたことを喜んでいます。
それが誰かわからないけど、ずっと見てるし、待っています。
だって、もしかしたら・・・ ね!

あなのなかには・・・2

『あなのなかには・・・』感想


穴の中、見えないからちょっぴり怖くて、わからないからいろんな想像がふくらんでワクワクします。
パパが意外と臆病なんですね。パパの想像通りカエルがうじゃうじゃいたら、それはそれは恐ろしいけど。現実っぽい想像をする人、ありえない想像をする人、いろいろでおもしろいです。
そしてドラゴンを飼ってるという友達の、絶対の自信。ドラゴンのまわりに宝石があるのもその友達の想像でしょうか、ドラゴンってキラキラしたの好きなんですよね。
結局答えがない終わり方も、季節が移り変わって桜の木が変化していくのも見ていて楽しい絵本でした。

あなのなかには・・・3

人が違えば見方も違う


ゴルフカップのような、地面に開いた穴、一体誰が・・・?かなり深いみたいだけど・・・と想像するお話です。
入り口は狭いけれど、穴の中には家具が置かれていたり、遊んだりくつろいだり、思い思いに過ごす生き物たちの生活空間がありました。(もちろん想像ですが。)
そこにボールがぶつかってめちゃくちゃにしたり、~しないと~になっちゃうと強迫観念がよぎったり、想像が創造を生んでいきます。
それにしても、みんなの想像が十人十色でおもしろいです。
季節は流れて穴の中はわからずじまい。誰かわからないけどとにかくありがとう、と感謝する男の子の頭の中は、『みんな仲良く』でした。そこから表紙に戻ると、穴を覗く男の子の背後に穴の中の住人が・・・!犬は気配を感じているようですが、男の子の悩みはずっと続きそうです。

ページ数:26ページ
読み聞かせ時間:4分

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