ワールドライブラリー6歳対象〖絵本〗チョコレートだいすき Mi piace il cioccolato
2020年05月08日 公開

チョコレートだいすき Mi piace il cioccolato
作:デビィッド・カリ
絵:エヴェリン・ダヴィッデイ
訳:さとうななこ
出版社:WORLD LIBRARY

『チョコレートだいすき』あらすじ
ぼくはチョコレートが大好き!
好きなのは、バリッと音が楽しい板チョコレート。
味も種類もいっぱいの詰め合わせチョコも好き。
ヌガー、コーヒー、アーモンド、オレンジ味、サクランボやナッツやクリームの入ったチョコ、どれも全部食べてみたい!
チョコレートの色も好き。
茶色の濃さで苦味が違うんだ。
ホワイトチョコレートはやわらかいしミルクの匂いがする。
チョコレートはどんなときも、どんな季節でも美味しい。
テストの点が悪かったとき、大人たちが怒鳴ってるとき、好きな子に知らんぷりされたときなんか、格別に美味しいんだ。
それから、元気よく学校へ行くために、友達になるために、
好きな子に告白するために、友達と仲直りするために、
怪我の痛みを忘れるために、ママにごめんなさいするために…
チョコレートをプレゼントしたら素敵だね。
食べ方だっていろいろあるよ。
上品に、大胆に、汚れを気にせずに、口でキャッチしたり、噛まずに口の中で溶かしたりね。
ところで、チョコレートってどうしてこんなに美味しいんだろう?
口に入って、喉を通って、心にまっすぐ届く。
そう、チョコレートは幸せをくれる。
だからね、明日の分をちょっと残しておくといいかもね。

『チョコレートだいすき』感想
あー、チョコレート食べたい!読んだらチョコレートが欲しくなる絵本です。
男の子がひたすらチョコレート愛を語っています。男の子はただのおやつとしてでなく、心が沈んだとき、イライラしているとき、心細いとき、精神安定剤としてチョコレートを握っています。
そしてお友達や家族と心を通わせるときに相手にもチョコレートをプレゼント。ちょっとしたときの、一粒のチョコレートにこんなにも絶大な効果があるなんて!
虫歯の心配などからチョコレートを好きなだけ食べさせてあげられないせいか、うちの子たちは、おやつの中でもチョコレートは特別。
「言うこと聞いて!」とか「もう泣かないで」そんなときチョコレートをちらつかせたときの目の輝きといったら(笑)。
できなかったことがあっという間にできてしまう、確かに、チョコレートってすごいなぁ。
“チョコレートは幸せをくれる” この絵本の印象はこれに尽きます。味も甘さも口どけも、もうどれも幸せ。幸せのために、明日の分のチョコレートを少しだけ残しておく。
大好きなものを明日のために残しておく、そんな男の子の健気さに最後はほろっと心がとけていきました。(チョコだけに。)

チョコレートを食べたら幸せになれる?
あなたは、チョコレートが好きですか?チョコレートの何が好きですか?どんなときに食べますか?どんな食べ方が好きですか?
私は子供のときも、現在も、チョコレートが大好きです。そしてこれからもきっと、チョコレートが大好きでしょう。
この絵本にあるように、かじったときのバリッとした音が快感だし、中身の見えない詰め合わせチョコにはワクワクするし、ホワイトチョコレートにハマったりもしました。もったいぶってポッキーのコーティングチョコですらなめてたべたり、高級チョコレートにもかかわらずバリバリ食べてしまったり。でもいつだって、食べた後は幸せでした。
“チョコレートを食べると幸せ” それにはわけがあったのです!
チョコレートを食べると、幸福感をもたらす脳内物質が放出されるのだとか。絵本にあるような、心が不安定なとき食べたり、大切な人にプレゼントするというのは理にかなったものなのですね。
また、絵本はお話だけではありません。みんなもよく知る“チョコバナナ”の作り方や、ちょっと変わった“洋なしチョコ”の作り方がのっています。
そして、“カカオはどこからくるの?” “フェアトレードってなに?” という読み物があります。
原産国の人たちを助けたいという作者の願いや、「どんな果物をチョコでくるんでもいいけど、たまにはチョコなしの果物もちゃんと食べてね」という一文があるのが良かったです。
ページ数:33ページ
読み聞かせ時間:4分
※『チョコレートだいすき』は、WORLD LIBRARY<ワールドライブラリー>6歳対象の絵本です。
WORLD LIBRARY<ワールドライブラリー>について、レビューしております。
↓ ↓ ↓
ワールドライブラリーを6ヶ月試した結果とおすすめする理由
ランキングに参加しています。ポチッと押してもらえるとうれしいです。
いつもありがとうございます!

にほんブログ村